悪夢~ナイトメア~<力の使い方>


モミジ「う~ん…」モヤモヤ
イナズマ「どうしたのですか?モミジ‥」
モミジ「実は…」

イワ「コントロールが難しい?」
モミジ「…うん、なんか危なっかしくて‥」
イナズマ「どんな風に?少しやってみてくれ。」
モミジ「うん…」

スゥ…ザワワッ‼
ボワワッ…ボワンッ
モミジ「ッ…まず人獣型‥獣型にします!」
ボウンッッ…ボフンッ

………?

モミジ「ぁれ?やっぱ、出来な…い‥」
スゥ…ドサッ

イナズマ「( ̄□ ̄;)!!?モミジ?!」
ドラ「どうした…」
イナズマ「もっモミジが‼」あたふた
ドラ「はぁ~…またか‥」

~制御不能です~

ドラ『体力の操作が出来てないのだ…』
イワ『モミジ‼ヴァナータ!起きなさい‼』
ユサユサ…
イナズマ『……なるほど‥です…』





悪夢~ナイトメア~<力の覚醒>


数ヶ月たったある日…

モミジ「“悪魔の実”の力?」
ハック「うむ。もしかするとお主が能力者かもしれんから一応確認だ。」

ゾオン系(動物)
ロギア系(自然)
パラミシア系(超人)
[大変なので詳しくは調べて下さい。]
食べると力を手にいれる事が出来ます。
その代わり、泳げなくなります。


イナズマ「貴方の力を見ると、パラミシアかもしれないですね…」
イワ「モミジ。一回落ち着いて深呼吸して、心の声を聞いてみて」

モミジ「はい。…スウーハァー‥」

…しい…

モミジ【え?】

…寂しい…

モミジ「??」

…欲しい‥魂が…

モミジ「ぁ…」フルフル‥

人の魂が…欲しい‼

モミジ「‼‼‼」ザワワッ!

ドクンッ…ドクンッ…

Byドラゴン

紫色の炎が、モミジの体を包んでいく…

ボワンッ!

イワ「‼」イナズマ「なっ?!」ハック「これは…」

あのオッドアイと、黒い猫耳と…

二本の‥尻尾?
先には紫色の炎が揺らめく…

モミジ「ぁ…こ、これは?」

モミジも驚いて自分の手や脚をマジマジ見ている…


ハック「そ…それは‼ゾオン系幻獣種の…」

イナズマ「ネコネコの実‥モデルは確かn…」



モミジ「猫又…」ポツリ‥

Byモミジ


モミジ「猫又…」

自分が…猫又?
なぜワノ国の動物に?

ドラ「以前、食べたか…食べさせられたか…」
イナズマ「これはまた、珍しい物を…」

~能力者~

解説
猫又とは…
年をとった猫が妖怪化してしまったのがそうです。
九つの命を持ち、死者を蘇らせる事が出来ます。

オリジナル設定として、人に幻を見せる事が出来ます。





悪夢~ナイトメア~<モミジの夢の中>



…ここ‥どこかな?

フワフワして気持ちいいなぁ~…



あれ?誰かいる?

なんだろう…知ってる気がする?


?「…め、か‥て。モ……。」

何か言ってる。

?「ダメ‥帰って。モミジ。」

なんで?

?「早く!今すぐ此処から逃げて‼」

『させないよ♪』
ゴォンッ…

一瞬で暗闇の中…
息がしにくい…

『ボクノ…オモチャ★』

………………

~記憶の夢~

ガハッ‼

モミジ『はぁッはあッ…なんだ、夢?』

【少し…懐かしい?】




悪夢~ナイトメア~<無くした記憶>

Byナイトメア

ナイトメア「モミジに会ったのは今から3年前…独りだったボクに手を差し伸べてくれた…」

ポツポツと話し出す…
この人は…黙って聞いてくれる‥

ナイトメア「普通、人間は僕達…悪魔が見えない‥けど、モミジの家系は霊感が強くて見えるらしい…」

だから、悪魔は霊感の強い人間を“殺さなきゃ”いけない…

ドラ「なぜ殺す…」

ナイトメア「悪魔にとって、姿が見えるのは危険なんだ…いい悪魔も悪い悪魔も‥殺されるから…」

けど…ボクはモミジを殺せなかった…

ナイトメア「ボクを救ってくれた人を…」

そして…2年前に‥

ナイトメア「モミジは…悪魔にとりつかれた…」


ボクは…何もできないまま、力に押さえ込まれた…


Byドラゴン
目の前の少年は…哀しそうに‥そして悔しそうに泣いている…

ナイトメア「その悪魔は…人を殺人鬼にする野郎なんだ‼モミジに殺人鬼は似合わない‼」

大声で泣き叫ぶ…

ナイトメア「ボクの…」




大切な人…



~本当の記憶~

ドラ『よく話したな…安心して眠れ…』
ナイトメア『グスッ……うん‥』


悪夢~ナイトメア~<満月の夜の話ー続ー>

Byドラゴン

モミジのようで、モミジではない少年はこちらを向いている…


空色と藍色オッドアイ
…美しいと思った…




ドラ「誰だ…」

ナイトメア「…ナイトメアだ‥」
 

その名を聞いて驚いた
あのナイトメアなのか?…と

明らかに雰囲気が違う…

ナイトメア「当たり前だ…アイツは別の悪魔だ…」
ドラ「…心が読めるのか?」
ナイトメア「あぁ…少しだけ…」

…少し話をしてみよう…

Byナイトメア


ドラ【あのナイトメアなのか?】

相手はそう思ってる…
当たり前だろ…

ボクは少し心が読める…

ナイトメア「当たり前だ…アイツは別の悪魔だ…」

この人は…
信用出きる…
話そう…



~モミジの記憶について~

ナイトメア『貴方に話したい事がある…』


ドラ『…聞こう‥』

悪夢~ナイトメア~<満月の夜の話>

Byナイトメア

…………嗚呼、静かだ…
モミジがここに入って1ヶ月…
何もなくて良かった…

ボクは…弱い…
“あの時”も…守れなかった…

『貴方の体…~~にちょうだい?』
モミジ『ぅわあぁ?!』
ナイトメア『モミジから離れろ‼』
『キャハハ!ステキ!この体モーライ♪』
ナイトメア『この野郎‼離れろぉーー!』
『邪魔者は…黙ってて?』ゴォンッ…
ナイトメア『ぐぁぁ‼【モミジ…ごめん…】』


そして…
ボクはずっとモミジの心の奥にいた…
二年間ずっと…
“ヤツ”に支配されてた…
そして…やっと支配から解放された…

ナイトメア「ドラゴン…か…」
ドラ「呼んだか?」
ナイトメア「‼‼‼」ばっ!

Byドラゴン

モミジと話がしたくて
部屋に行ったが何処にも居ない
ふと、バルコニーに視線をむけると…

?「ドラゴン…か…」
ドラ「呼んだか?」
?「‼‼‼」ばっ!

モミジのようで、モミジではない…
小さな子どもはこちらをむいた…

~大きな満月を背負って…~



ドラ『誰だ…』

ナイトメア『…ナイトメアだ‥』